読者は「仕事で留守にするけど、本当に大丈夫かな」「何か忘れていることはないかな」と不安を感じています。
この記事では、保護猫との実体験をもとに、猫の留守番でやってはいけないことを10個紹介します。
出発前に確認するだけで事故や体調不良のリスクを減らせるので、ぜひ最後までチェックしてください。

猫の留守番でやってはいけないこと10選一覧
① 水を1か所しか置かない
② ご飯をいつもと変える
③ エアコンを切って外出する
④ 誤飲しそうな物を置いたままにする
⑤ 窓を開けっぱなしにする
⑥ トイレを掃除しないまま出かける
⑦ いきなり長時間留守番させる
⑧ 自動給餌器を事前に試さない
⑨ ケージだけで長時間閉じ込める
⑩ 帰宅後に様子を確認しない
①水を1か所しか置かない
猫の留守番では、水を1か所だけに置くのは避けましょう。水入れを倒したり、ゴミや毛が入って飲まなくなったりすると、水分補給ができなくなる恐れがあります。安心して留守番してもらうためにも、水は複数の場所に用意することが大切です。
なぜ危険?
猫は留守番中に水入れを倒したり、ホコリや毛が入って飲まなくなったりすることがあります。水が1か所しかないと、その水が使えなくなった時に脱水につながる恐れがあります。
特に夏場は室温が高くなるため、水分不足は体調不良の原因になります。我が家でも留守番の日は、万が一に備えて複数の場所に水を用意しています。
安全な置き方
おすすめは最低でも3か所以上に置くことです。
- リビング
- 猫がよく寝る場所
- トイレから少し離れた場所
器の種類も分けておくと、好みに合わせて飲みやすくなります。
留守番中の脱水を防ぐには、水の量だけでなく置き場所も重要です。実際にどれくらい用意すれば安心なのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶関連記事
「猫の留守番では水をどれくらい用意する?」
②ご飯をいつもと変える
留守番の日だからといって、いつもと違うフードやおやつを与えるのは避けましょう。猫は環境の変化に敏感な動物です。食べ慣れないご飯は警戒して食べなかったり、お腹を壊したりすることがあります。留守番中は普段どおりの食事を用意することが、安心して過ごしてもらうポイントです。
急な変更
新しいフードへの切り替えは、留守番の日ではなく普段の生活で少しずつ行いましょう。急に変えると警戒して食べないことがあり、空腹のまま過ごしてしまう可能性があります。
食べないことがある
猫は好みがはっきりしているため、食べ慣れないフードは口を付けないことがあります。特に初めて使う自動給餌器と新しいフードを同時に試すのは避けるのがおすすめです。
吐く・お腹を壊すことも
急なフード変更は、嘔吐や下痢の原因になることがあります。留守番中は体調の変化にすぐ気付けないため、普段食べ慣れているフードを用意しておくのが安心です。
▶関連記事:「猫が自動給餌器を使わない・食べない原因と対策」

③夏にエアコンを切って外出する
夏の留守番でエアコンを切って外出するのは危険です。室内は短時間でも気温が大きく上がり、猫が熱中症になるおそれがあります。一方で冬は暖めすぎる必要はありませんが、寒さ対策は欠かせません。季節に合わせて快適な室温を保つことが、安全な留守番につながります。
夏は熱中症に注意
夏は外出中に室温が30℃を超えることも珍しくありません。猫は人より暑さに強いイメージがありますが、高温多湿の環境では熱中症になる危険があります。特に子猫やシニア猫、持病のある猫は注意が必要です。
冬は寒さ対策も忘れずに
冬はエアコンを一日中つける必要がない場合もありますが、室温が極端に下がる環境では体調を崩すことがあります。暖かい寝床や毛布を用意し、冷気が直接当たらない場所で休めるようにしてあげましょう。
室温目安
留守番中は、猫が快適に過ごせる室温を意識しましょう。
- 夏:26~28℃
- 冬:18~22℃
室温だけでなく湿度にも気を配ると、より快適な環境になります。
▶関連記事:「猫の留守番でエアコンは何度に設定する?夏・冬の適切な室温と電気代の目安」

④誤飲・転倒につながる物を片付けない
留守番中は、普段なら興味を示さない物でも猫が遊び始めることがあります。飼い主の目が届かない時間だからこそ、誤飲やケガにつながる危険な物は出発前に片付けておきましょう。事故を防ぐためには、「大丈夫だろう」と思わず、一つずつ確認することが大切です。
ビニール・輪ゴム・ひも
ビニール袋や輪ゴム、ひもは猫が遊びやすい物ですが、飲み込んでしまうと腸閉塞などの重大な事故につながる恐れがあります。留守番前には、猫の手が届く場所に置かないようにしましょう。
観葉植物・電気コード
観葉植物の中には猫にとって有害な種類があります。また、電気コードをかじると感電や火傷の危険があります。コードカバーを付けたり、植物を別の部屋へ移動したりして、安全な環境を整えましょう。
薬や小物も要注意
人間の薬やサプリメント、小さなおもちゃ、アクセサリーなども誤飲の原因になります。引き出しや戸棚にしまい、猫が触れられない場所で保管することが大切です。
留守番前に確認したい危険物チェック
✅ ビニール袋・レジ袋
✅ 輪ゴム・ヘアゴム
✅ ひも・毛糸・リボン
✅ 猫に有害な観葉植物
✅ 電気コード・充電ケーブル
✅ 薬・サプリメント・小物
留守番中の安全対策では、誤飲やケガだけでなく、突然の地震も想定しておくことが大切です。家具やキャットタワーの転倒、停電、脱走など、留守番中の地震に備える方法は「猫の留守番中に地震が起きたら?災害時に備える防災ガイド」で詳しく紹介しています。
⑤窓を開けたまま外出する
「少しだけなら大丈夫」と窓を開けたまま外出するのは避けましょう。猫は思いがけない隙間から外へ出てしまうことがあります。特に網戸だけの状態では、脱走や転落の危険があるため注意が必要です。
網戸だけでは脱走を防げない
猫は鳥や虫を見つけると勢いよく飛びつくことがあります。その衝撃で網戸が外れたり、隙間ができたりして脱走してしまうケースは少なくありません。
「今まで大丈夫だったから」と油断せず、留守番中は窓をしっかり閉めておくことが安心です。
換気したいときはどうする?
室内の空気を入れ替えたい場合は、外出前や帰宅後に短時間で換気するのがおすすめです。
留守番中に換気をしたい場合は、脱走防止柵やストッパーなどの安全対策をしたうえで行いましょう。
出発前の確認ポイント
外出前には、次の3つを確認すると安心です。
- □ 窓がしっかり閉まっている
- □ 網戸に破れやゆるみがない
- □ ベランダへ出られる場所がない
わずかな隙間でも猫は通り抜けられることがあるため、「閉めたつもり」ではなく実際に確認する習慣をつけましょう。
我が家でも、ゆずが窓の近くで虫を見つけて網戸によじ登ったことがあります。それ以来、留守番の日は窓を閉め、出発前に必ず施錠まで確認するようになりました。
⑥トイレを掃除しない
トイレを掃除しないまま外出すると、猫が排泄を我慢したり、別の場所で粗相をしたりする原因になることがあります。猫はとてもきれい好きな動物です。安心して留守番してもらうためにも、出発前にはトイレをきれいな状態にしておきましょう。
汚れたトイレはストレスになる
猫は汚れたトイレを嫌がる傾向があります。排泄物が残ったままだと使いたがらず、ストレスを感じることがあります。
特に複数の猫と暮らしている家庭では、トイレが汚れやすいため注意が必要です。
排泄を我慢してしまうことも
トイレが汚れていると、排泄を我慢してしまう猫もいます。
我慢が続くと体調を崩す原因になることもあるため、留守番前には必ず掃除を済ませておきましょう。
長時間ならトイレを増やすのもおすすめ
仕事や1泊程度の留守番では、トイレを1台追加するだけでも安心感が高まります。
一般的には「猫の頭数+1台」が目安とされています。いつものトイレに加えて予備を用意しておくと、猫も快適に過ごしやすくなります。
▶関連記事:「猫の留守番ではトイレは何個必要?おすすめ個数と配置」

⑦初めてなのに長時間留守番させる
初めての留守番で、いきなり長時間家を空けるのはおすすめできません。猫は環境の変化に敏感なため、急に長時間ひとりになると大きなストレスを感じることがあります。安心して留守番できるよう、少しずつ時間を延ばしながら慣らしていきましょう。
短時間から少しずつ慣らす
初めての留守番は、30分〜1時間程度の短い時間から始めるのがおすすめです。問題なく過ごせるようなら、徐々に留守番の時間を延ばしていきましょう。
急がず段階的に慣らすことで、猫も「飼い主はちゃんと帰ってくる」と安心しやすくなります。
目安は2時間→4時間→8時間
留守番に慣れるまでは、次のような流れを目安にすると安心です。
- 2時間
- 4時間
- 8時間
猫の性格や年齢によって慣れるスピードは異なるため、焦らず様子を見ながら進めましょう。
留守番後の様子も確認する
帰宅後は、食欲やトイレの様子、普段どおりに過ごせているかを確認しましょう。
隠れて出てこなかったり、逆にいつも以上に甘えてきたりする場合は、留守番で不安を感じていたサインかもしれません。次回は留守番時間を短くするなど、猫の様子に合わせて調整してあげることが大切です。
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⑧自動給餌器をぶっつけ本番で使う
留守番当日に初めて自動給餌器を使うのは避けましょう。便利なアイテムですが、猫によっては音を怖がったり、出てきたフードを食べなかったりすることがあります。安心して留守番してもらうためには、事前に慣らしておくことが大切です。
必ず事前に練習する
自動給餌器は、留守番の数日前から使い始めるのがおすすめです。
給餌される音や動きに慣れておけば、本番でも落ち着いて食事ができます。タイマー設定やフードの出る量も事前に確認しておきましょう。
▶関連記事:『猫の自動給餌器はテストが命!留守番前に確認すべき理由と注意点』
きちんと食べるか確認する
自動給餌器を設置しても、すべての猫がすぐに使ってくれるわけではありません。
食べ残しがないか、給餌後に自分から近づいて食べているかを確認し、問題がある場合は留守番前に対策を考えておくことが大切です。
故障や電池切れもチェック
給餌器が正常に動作するか、電池残量や電源コードに問題がないかも確認しましょう。
可能であれば、停電時でも動作するバックアップ電池付きの機種を選ぶと、より安心して留守番を任せられます。
我が家でも自動給餌器を使い始めた頃は、てんはすぐに慣れましたが、ゆずは最初の数日は給餌音を警戒して近づきませんでした。そのため、留守番前に何日か練習したことで、安心して使えるようになりました。
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⑨ケージだけで長時間過ごさせる
安全のためとはいえ、長時間ケージの中だけで過ごさせるのは猫にとって大きな負担になることがあります。特に成猫は自由に動き回れる環境の方がストレスを感じにくいため、留守番ではケージを使う目的や猫の年齢に合わせて判断することが大切です。
子猫はケージが安心な場合もある
子猫は好奇心旺盛で、コードをかじったり狭い隙間に入り込んだりすることがあります。
そのため、安全を確保できる環境が整うまでは、ケージを活用した方が安心な場合もあります。ただし、水やトイレ、寝床を用意し、長時間閉じ込めっぱなしにならないよう配慮しましょう。
成猫は部屋で自由に過ごせる方が安心
健康な成猫であれば、危険物を片付けた安全な部屋で自由に過ごせる方が、ストレスを感じにくい傾向があります。
キャットタワーや隠れられる場所があると、自分のペースで過ごしやすくなります。
ケージが必要なケース
次のような場合は、留守番中にケージを使うことも選択肢の一つです。
- 子猫で安全確保が必要な場合
- 病気やケガで安静が必要な場合
- 新しく迎えたばかりで環境に慣れていない場合
ケージは「閉じ込める場所」ではなく、猫が安心して過ごせる居場所として使うことを意識しましょう。
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⑩帰宅後に猫の様子を確認しない
留守番は、家を出る前の準備だけで終わりではありません。帰宅後に猫の様子を確認することで、留守番中に体調の変化やトラブルがなかったかを早めに把握できます。いつもと違う様子がないか、ひとつずつチェックしてあげましょう。
水やご飯は減っているか
まずは、水やご飯をきちんと口にしているかを確認しましょう。
ほとんど減っていない場合は、食欲不振や給餌器のトラブルなどが考えられます。自動給餌器を使用した場合は、正常に作動したかも合わせて確認すると安心です。
トイレや歩き方に異変はないか
トイレを使った形跡があるか、排泄物の量や状態に変化がないかを見てみましょう。
また、歩き方がおかしかったり、足をかばうような様子があったりしないかも大切なチェックポイントです。
いつもと違う行動をしていないか
普段より隠れて出てこない、逆にいつも以上に甘えてくるなど、行動の変化にも気を配りましょう。
猫は体調不良やストレスを隠すことがあるため、小さな変化に早く気付くことが大切です。気になる様子が続く場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
我が家でも帰宅したら最初に「水・ご飯・トイレ・猫の様子」を確認するのが習慣です。元気な姿を見て初めて「今日も無事に留守番できたね」と安心できます。
帰宅後は、猫の様子を見るだけでなく、ご飯や水、トイレ、室温などを順番に確認すると安心です。帰宅後に確認したい7つのポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
出発前チェックリスト
「ちゃんと準備したつもり」が、一番危険です。
我が家では外出前に、次のチェックリストを確認してから出かけています。5分ほどで確認できるので、愛猫が安心して留守番できるよう、ぜひ活用してください。
✅ 水・ご飯
□ 水は3か所以上に用意した
□ 水入れは倒れにくい器を使っている
□ いつものフードを十分な量用意した
□ 自動給餌器は正常に動作することを確認した
✅ 室内環境
□ エアコンの温度を確認した
□ 危険な物(ひも・輪ゴム・薬など)を片付けた
□ 窓・網戸が閉まっていることを確認した
□ 電気コードや観葉植物を安全な状態にした
✅ トイレ・生活環境
□ トイレを掃除した
□ 長時間なら予備のトイレも用意した
□ 安心して休める寝床がある
□ お気に入りの場所へ自由に行ける
✅ 出発前の最終確認
□ ペットカメラが正常に映る
□ スマートフォンから確認できる
□ 猫の様子に普段と違うところはない
□ 帰宅後は体調・食欲・トイレを確認する
すべてにチェックが付けば、留守番の準備は完了です。
完璧を目指す必要はありませんが、「もしも」を減らすために、一つずつ確認する習慣をつけることが、安心して留守番してもらう第一歩になります。
我が家では「水・ご飯・トイレ・エアコン」の4つを声に出して確認してから出かけています。小さな習慣ですが、この確認を始めてからは「何か忘れていないかな…」という不安が減り、安心して仕事へ向かえるようになりました。
よくある質問(FAQ)
猫は何時間くらい留守番できますか?
健康な成猫であれば、8〜12時間程度の留守番は一般的とされています。ただし、水や食事、トイレ、室温などの環境が整っていることが前提です。子猫やシニア猫、持病のある猫は長時間の留守番に向かないため、年齢や体調に合わせて無理のない範囲で留守番をさせましょう。
留守番中は電気をつけた方がいいですか?
昼間であれば、基本的に照明をつける必要はありません。猫は薄暗い場所でも行動しやすいため、自然光だけでも問題なく過ごせることが多いです。ただし、夜まで帰宅しない場合は、タイマー付き照明を利用すると安心です。
夏の留守番ではエアコンをつけっぱなしにした方がいいですか?
はい。真夏はエアコンをつけたまま外出することをおすすめします。室内は短時間でも高温になり、熱中症の危険があります。設定温度は26〜28℃を目安にし、直射日光を遮るカーテンも活用すると室温が上がりにくくなります。
ペットカメラは必要ですか?
必須ではありませんが、留守番中の様子を確認できるため安心感が大きくなります。食事をしているか、水を飲んでいるか、普段と変わった様子はないかを外出先から確認できるので、初めて留守番をさせる場合にも役立ちます。
子猫でも留守番できますか?
子猫でも短時間の留守番は可能ですが、成猫よりも注意が必要です。誤飲や転落などの事故が起こりやすいため、安全対策を十分に行いましょう。また、月齢が低い子猫は長時間の留守番を避け、できるだけ家族や信頼できる人に様子を見てもらうと安心です。
自動給餌器だけで留守番させても大丈夫ですか?
自動給餌器は便利ですが、それだけに頼るのはおすすめできません。新鮮な水や清潔なトイレ、快適な室温、安全な室内環境も整えることが大切です。また、事前に自動給餌器で食べられるか確認しておきましょう。
留守番から帰宅したら最初に何を確認すればいいですか?
帰宅後は、水・ご飯・トイレ・猫の様子を最初に確認しましょう。食欲や排泄に変化がないか、元気に歩いているか、普段と違う行動をしていないかをチェックすることで、体調の異変にも早く気付けます。
猫の留守番は「事前準備」が安心・安全への第一歩
実は「やってはいけないこと」はどれも特別なことではありません。
日頃から準備しておけば、多くの事故は防げます。
大切なのは「猫なら大丈夫」と思い込まず、出発前に一つずつ確認することです。
大切なのは、特別なことをするのではなく、「危険を一つずつ減らすこと」です。今回紹介した10項目を出発前に確認するだけでも、事故や体調不良のリスクを減らし、愛猫が安心して留守番できる環境づくりにつながります。
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